初めての脱色
いわゆる脱色という方法は、
やはり同じクラスの松山千春子(仮名)さんから知りました。
千春子さんの腕の毛は、限りなく白に近い金髪のようにキラキラしていました。
きっと何か特別な処理をしているのに違いないとすぐに思いました。
ある日。思い切って千春子さんに訊ねてみると、
「ああ、これ、これは、脱色してんねん」と答えてくれました。
それから、脱色の仕方について
いろいろと教えてもらったのです。
ヘラのようなもので、脱色したい部分の毛に厚めの脱色剤(クリーム)を塗り、
しばらくおいて、うまく脱色されたかどうか確認してみて、大丈夫なら洗い流す、
というような手順で行うようでした。
実際、私もそのような手順で試してみました。
私の場合も、確かに脱色はされたのですが、どうもフサフサ感はさほど変わらなかった
ような気もいたします。でもまあ以前に比べれば目立たなくなったと思える仕上がりでした。
(後に、時間が経つにつれ伸びてきた黒い毛と混じって妙な感じになりましたが)
やはりその時も肌をかなり傷めてしまいました。
(あと、うっかりクリームを、その時着ていた服につけてしまい、服の色は何色
だったか忘れましたが、ついた所の色が抜けて白っぽくなったのを覚えています)