剃る

ええ!!剃っても、大丈夫?

さて、長い?諦観期を経た私は、

高校に進学してから、再び自らの「毛深さ」と真正面から
向き合うようになりました。

そのきっかけを作ってくれたのが、クラスメイトの
友人矢田あきよ(仮名)さんでした。

矢田さんは、健康的で小麦色の肌がとても素敵な女の子でした。
彼女の手足はいつもスベスベで
毛深さとは全く無縁で、私には実にうらやましい存在でした。

毎日学校で矢田さんに会うたびに、
いつも彼女のスベスベの手足に嫉妬と羨望が入り混じった
複雑なまなざしを送ってしまっていました。

そんなある日のことでした。

遠足のバスでたまたま席が矢田さんの隣になった時

私は、ついに、というか、うっかり、彼女の腕を見て
つぶやいてしまったのです。

「ええなあ。毛、全然、ないんやね。」

すると彼女は、あっさり、こう答えました。

「ああ、これ、これはみんな剃ってるねん」

私は、とても驚きました。

そして、ついつい以下のような調子で、問いただしてしまったのです。
「ええ!!剃っても、だ、 大丈夫なん? 濃くならへんのん?」

彼女は、ちょっと面食らいながらも、気ぃよく答えてくれました。

「だ、大丈夫やよ。別に毎日剃ってるけどなんともないけど・・・」


剃・っ・て・も・濃・く・な・ら・な・い?


まさにそれは
私にとり、
セイテンノヘキレキでした!!

初めての安全カミソリ その1

遠足から家に帰る途中
ドラッグストアに寄って
私は生まれて初めて安全カミソリ
購入しました。

剃っても濃くならない

なんと、うれしく、たのもしい言葉で
あったことでしょう!!
あの日、母の言ったことはまちがいだったのです。
げんに、矢田さんは、毎日剃っているのに
あんなにスベスベでいるではありませんか!!

剃っても濃くならない

私は、安全カミソリが入った袋を握り締め
るんるん♪な気持ちで、家に向かいました。

矢田さんのように
つるつるスベスベになった
自分の手足を思い浮かべると、
ついつい笑みがもれ
足取りも軽くなってゆくようでした。

初めての安全カミソリ その2

家に着くと、はやる気持ちを抑えつつ、真っ先に自分の部屋へ向かいました。

窓を開け、しばらく呼吸といっしょに心の準備を整えてから、袋から安全カミソリを取り出しました。

そしてカミソリの刃を、恐る恐る、腕に密生する憎っき左腕の「毛」に当ててみたのです。

それから

えい!!という感じでカミソリを動かしました。

シャリッと剃れました。

その刹那、遠い昔(小学生時代)に「はさみ」で切った時のことが、フラッシュバックして ちょっと胸が痛みました。

今回は、剃った跡をしっかり確認しました。

あの時のような「黒いゴマ」みたいになっていないかどうか・・・。

大丈夫でした。安心して、また少し剃ってみました。

シャリシャリ

また確認しました。OKでした。

調子づいてきて、どんどん剃り進めました。

シャリシャリ。シャリシャリ

そんな感じで左腕は、ほとんど剃り終えました。

想像していたほどではないにしろ、まあまあ、満足のいく仕上がりでした。

その時私はまだ自分が重大なミスを犯していたことに気づいていませんでした。

異変に気づいたのは、たしか左足をちょうど剃り終える頃だったと思います。

さっき剃った左腕がやけにヒリヒリし始めたのです。

そうです、なんと私は、
石鹸もシェービングクリームも何も塗らない状態でカミソリを
使い続けていたのでした。

今思えば、あまりに無知、あまりに無謀でした。

そして当然といえば当然ですが

すっかりカミソリ負けを起こしてしまったのです。

剃った跡が赤く腫れ上がり、ヒリヒリして痛いのなんのって。

軟膏をすりこんで処置をしましたが、

つるつるスベスベどころの話ではありませんでした。

それどころか

見るからに剃りました^^。負けました^^;  という状態になっていました。

でもまあ不幸中の幸い?とでもいうのでしょうか

高校は私服でしたので、私は長袖とジーンズで登校し、誰にも気づかれずにすみました。

季節は初夏で、私の格好は、不自然といえば不自然でしたが、友人の前では
風邪気味を装ってなんとかごまかしました。

カミソリ負けが、おさまるまで、カミソリはやはり怖くて使えませんでした。
どうも私の皮膚はあまり丈夫な方ではないようで、
完治するまでにけっこう時間がかかってしまいました。

その間、中途半端に伸びてきた「黒ゴマ状の毛たち」を目にするたびに、

あの小学校時代の忌まわしい記憶をよみがえらせてしまったことは、

言うまでもありません。

















とほほ。

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